「家族全員ここが好き」——その言葉が私たちの支えに

先日、お客様からいただいたこの言葉が、私たちの心に深く響きました。

「家族全員ここが好きなんです」

はじまりは、ただ「笑顔を届けたい」という想いだけでした

約3年前、このハウスを建てた時のことを思い出します。
「みんなが笑顔で楽しめる、そんなイチゴ農園をつくろう」

その想いだけを胸に、夫婦ふたり三脚でこの農園をスタートさせました。

実は、私たちはいちご狩り農園を開くのも、いちご狩りに行ったことさえなかったのです。

それでも、宮崎で10年間いちごを育ててきた経験と、私たちのいちごには確かな自信がありました。

「このいちごを食べてもらえたら、きっとみんな笑顔になる」

そう信じて、一歩を踏み出したのです。

新天地・横浜での挑戦は、予想以上の苦労の連続でした

約しかし、宮崎から横浜へ移っての栽培は、想像以上に試練の連続でした。
気候の違いや環境の変化に悩まされる日々。

「あーでもない、こーでもない」と頭を抱えながら、日々いちごと向き合ってきました。

それでも、だからこそ気づいたのです。
この苦労こそが、農業の面白さであり、やりがいなのだと。

いちご狩りを、もっと心地よく、もっと楽しくするために

「いちご狩りをもっと楽しくするには?」
「どうすれば、もっと居心地の良い空間になるだろう?」

そうやって、私たちは日々スタッフ同士で話し合っています。

例えば、

  • 雨の日と晴れの日でBGMを変えてみる
  • ライトの演出で雰囲気を調整する
  • 夜のいちご狩りでは、まるでBARのような空間に変えてみる

こうした工夫を重ねながら、お客様にとって「最高の思い出」になるよう心を込めてサービスしています。

お客様の存在が、何よりの励みになります

駐車場がなく、坂道の多いこの場所に、わざわざ足を運んでくださるお客様。
そして、シーズン中に何度も足を運んでくださるリピーターの皆さま。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

「家族全員ここが好き」

この言葉が、どれだけ私たちの励みになったか、言葉では言い尽くせません。

イチゴス横浜が、誰かの「大切な場所」になっていけるように

イチゴス横浜が、誰かの「大切な場所」になってきているんだ——
そう思えたとき、胸が熱くなりました。

これからも、お客様の大切な思い出の場所であり続けるために。
スタッフ一同、心を込めて、がんばってまいります。

イチゴス横浜の入口にあるお花

\ イチゴス横浜をもっと知りたい方へ /

この記事を書いた人

市村杏子

横浜市戸塚区のバリアフリーな空中いちご狩り農園「イチゴス横浜」を支えています。看護師の経験を活かし、おいしいいちごでみなさんが楽しめるように頑張っています。講演会・体験学習・職場体験など、食育活動にも力を入れています。