2024-2025シーズンの料金改定について

価格のあり方について

ご覧いただきありがとうございます。
いちご狩りの料金の相場は年々上昇しており、イチゴス横浜も原材料費、人件費等の上昇に伴い、誠に恐縮ですが料金を改定することといたしました。料金についてはいちご狩りについての料金の項目をごらんください。

自動水栓を設置

今年の大きな設備投資といたしまして、水道を設置いたしました。

今までは農地のため水道がなく、自宅より毎日ポリタンクに水道水を汲み、手洗いやいちごを洗うことに使っていただいておりました。本当はもっと手を洗いたい、いちごをどうしても洗って食べたいお客様にはご不便をおかけいたしましたが、今年からポリタンクの容量に制限なくお使いいただけます。

また、水道を設置したことにより水質が安定し、いちごの食味が向上いたしました。
今までは地下水を栽培に利用しておりましたが、地下水は場所によってはミネラル分が豊富なため、いちごの生育に影響がある場合があり、イチゴス横浜でも多すぎるミネラル分による生育不良が一部品種に発生しておりましたがこちらが改善いたしました。

モールテックス、ビールストーンのガーデンシンク、平田タイルの洗面ボウルでかわいさと使い心地の両立。

細霧冷房装置を設置

さらに、平均気温の上昇に伴う温室の温度上昇に対し、細霧冷房装置(ミスト装置)を設置いたしました。

温室の湿度が下がると自動的に一定の湿度まで水道水のミストが散布されます。温室の高い位置に設置され、かついちごも濡れない非常に細かいミストのため、お客様が濡れてしまうことはございません。

湿度を管理できると植物の気孔の開き方をコントロールできるため、より光合成を促進させいちごの味の向上が期待できます。

細霧冷房装置に定評のある、霧のいけうちのCoolPesconを設置しました。

いちご狩りの時間を40分間→45分間へ延長

いちご狩りの体験時間を40分から45分に延長いたしました。

近隣のいちご狩りは30分間のところがほとんどですが、イチゴス横浜はテーブルに摘んできていただくこと、できるだけゆっくり過ごしていただきたいことから、価格を変更する代わりに体験時間を延長させていただきました。

プレオープン期間についてはいちごの品種が少ないため、従来通り40分間とさせていただきます。

古き良きアナログタイマー。

他にもお客様全員にご満足いただけるように尽力してまいります。
ご理解の上、今年もいちご狩りにお越しいただけたらと思っております。

いちごを食べない方の入場について

イチゴス横浜では、特に障がいのある方のいちご狩りのお出かけ先としてありたいと考えており、開園以来障がい者割引を実施してきました。
ただし、障がい者手帳をお持ちの方といっても、その障がいというものは人によって様々です。
ある程度自分で動ける方、介助が必要な方、いちごを食べられる方、経鼻栄養チューブや胃ろうなどからいちごをペースト状にして食べられる方、まったく食べることはできないけれども、ご家族にいちごを摘んであげたいという方。
いままでそういった方も含めて、一律障がい者割引料金をいただいておりました。

そういう方がいる一方、いちごのアレルギーがありいちごを食べられない方がいらっしゃいます。
初めてそういう方からお問い合わせをいただいたとき、私は「そのせいでいちご狩りに家族で行けないのは良くないな、食べなくても入場するのにうちではお金はいりませんよ」と軽い気持ちでお答えしてしまいました。

しかしある時、障がいがあって全く食べられない人でもお金をいただいているのに、どうしてアレルギーの人だけは無料で入れるのだろうか、とモヤっとしてしまいました。いちごは食べないのに写真撮影は自由にでき、あまり公平でない、料金設定となっていたと思います。

私達は重度の障がいがある方でも、いちごが食べられなくても吊り下げ式のいちご狩りの空間で、いちごを見て、香って、感じていただいて楽しんでいただきたいと準備しております。いちごを育てるだけでなく、テーブルや椅子、飾りつけなどにもこだわっており、居心地の良い空間を提供したいと思っております。

そこで、いちごを全く食べないけれども入場する場合には、入場料をいただくことといたしました。
ただし、団体利用などで、介助専任のスタッフの方、ヘルパーの方等については無料で入場いただけます。

前シーズンまで無料で入場できていた方、申し訳ございません。
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

この記事を書いた人

市村 渉

横浜市戸塚区のバリアフリーな空中いちご狩り農園「イチゴス横浜」を経営しております。看護師保健師の経験を活かし、どんな方でもいちご狩りを楽しんでいただけるように取り組んでまいります。