なぜ日本のいちごは冬なの?

オーストリアからのお客さま

日本に観光ついでに、農園を見学させて欲しいとの事でいらっしゃいました。🙋‍♂️

「どうして、日本は冬にいちご🍓をつくるの?」

と質問され  ええッと〜😅と一瞬なりましたが、

クリスマス🎅があるからだよ」 と答えると、

ええっ?クリスマス??」😳

と驚いていました。

クリスマスにいちご🍓のケーキを食べて過ごすという習慣は、実は欧米とは異なる日本独自の文化🇯🇵

オーストリアでは、5月がいちご🍓の旬だそうです。

いちご🍓は本来は3月から4月後半の春が旬ですが、日本では品種改良やハウス栽培技術の向上により、12月後半から収穫できるようになりました。ビニールハウスで育てることで収穫時期を調整できるため、寒い時期でもいちご🍓を楽しめます。

クリスマス🎄ケーキ🎂にはいちご🍓🍓🍓

クリスマスにケーキを食べる習慣が広まったのは、終戦からようやく徐々に世の中が落ち着き、乳製品や砂糖の価格統制が解かれた1950年ごろからだと言われているようです。進駐軍の影響でクリスマス文化が浸透し、不二家が1952年、クリスマスセールを開始。洋菓子店の軒先などでサンタクロース姿の店員がケーキを売りさばいた と言われています。それから、紆余曲折もあり、今現代、日本のクリスマス🎄には、ケーキ🎂が毎度お馴染みと言わんばかりに食卓に並ぶようになった様です。

農家🧑‍🌾は、クリスマスケーキ用のイチゴ需要に応えるために12月から収穫を開始するなど、季節イベントに合わせた生産が行われるようになりました。クリスマスの他には、恵方巻き、ひな祭り、卒業、入学式、こどもの日がいちご農家は忙しくなります。

農家のクリスマス🎄

クリスマスの一週間〜10日前ぐらいから、いちご🍓の値段が跳ね上がります⤴️💰

しかも、いちごは🍓Sサイズに限ります。そう、ケーキ🎂の上に乗るぐらいの大きさ。

1パック260g 1000円〜2000円近くの値段になります。🤩すごいですよね👍

その時期にちょうど、Sサイズのいちご🍓が収穫出来るように、繊細な栽培管理が必要で、いちご🍓農家の腕の見せどころでもあります。

今年のクリスマスケーキ、何にしようか考えている方、いちご🍓のケーキなんていかがですか?

この記事を書いた人

市村杏子

横浜市戸塚区のバリアフリーな空中いちご狩り農園「イチゴス横浜」を支えています。看護師の経験を活かし、おいしいいちごでみなさんが楽しめるように頑張っています。講演会・体験学習・職場体験など、食育活動にも力を入れています。